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皇風歳時記 皇風煎茶禮式
皇風煎茶禮式 宗家 森下眞翠 著 主婦の友社 1987年初版 27.2 x 19.2 x 3 cm 231ページ 函入 金箔押し布張り上製本 カラー・モノクロ
※絶版
日本の煎茶道の中でも主流のうちの一角、 皇風煎茶礼式の宗家における実際の席飾り、煎茶道具飾りと、 重要な手前の手順を豊富な写真とともに網羅して一冊の本にまとめたもの。
前作の教本「皇風煎茶礼式」に収めきれなかった重要な手前、 「炭手前」「啜り茶手前」「一双急須扱い煎茶手前」「貴人手前」などの連続写真解説は必見です。
重要な手前から、客作法に至るまで連続写真で丁寧に解説、 主な煎茶道具解説については、最高峰の唐物・和物の代表的な銘品ばかりを集めて紹介。
特に本書では、宗家においての正式な各種行事のカラー写真がふんだんに盛り込まれ、 その貴重な煎茶道具の取り合わせ、席飾りを惜しみなく公開。 巻末の茶会記では、使用された煎茶道具のリストもあわせて収載。
今となっては大変貴重な、愛好家必携の資料本・教本です。
【序文より】 (前略)継承式を出発点とし、宗家での各種の行事と催し。さらには、各地からの招聘に応じて、皆さまとともになごやかな雰囲気の中に溶け込ませていただき、楽しんだお茶会のひととき。神仏に茶を献じて、一門の隆盛を祈願し、“皆が健康で幸せであるように”と心をこめて、献茶の奉仕を務めさせていただいた日のことがなつかしく想起されてなりません。 いまもなお、そしてこれからもまた、永遠につづくであろう一年一節の諸行事の数々。 春夏秋冬を通して、各地での動静と、道の歩みを『歳時記』として、思いつくままにつづらせていただきました。 (中略) 宗家での行事と、各地での動静をカラー写真によって構成し、床飾り、茶道具飾り、煎茶席の花、盛物について、私の考えるところを述べ、また、お手前編としては、『煎茶礼式』で前回とり上げることのできなかった、お手前の数種を紹介させていただきました。 茶を習い、茶に学ぶこととは、物をたいせつに扱う心と、人に対しては礼節を尽くして、“真実心”を養ってゆくことだ、と思います。私たちはあくまでも謙虚に、ひたむきな姿勢を保って、日常生活の中に。“茶の心”を生かしつづけるよう、お互いに切磋琢磨し合うことを念じております。 すでに刊行の『煎茶礼式』の本とあわせて、この『皇風歳時記』を門葉の皆さま一人一人がお持ちいただき、見聞、視野を広め、楽しく、幅広い人生をお歩みくださることを祈っております。したがって、この本は教本でも事典でもないことをあらかじめご認識いただき、この本の発行によって、同門の皆さまが各地での動静を知り、少しでも勉強の参考になれば、ほんとうにうれしいことだと存じます。 すでによき師にめぐり合って勉強されているかたも、これから皇風煎茶禮式を学び、習おうと志を立てるかたも、しかるべきよき師について、しっかりと精進を積み重ね、一つ一つの事柄を身をもって習熟していただきたい。そして、ふり返って、皇風煎茶禮式の道にご縁を結ぶことができてよかった、お茶を習っていてよかった、と思っていただけるようにしたい。 “暮らしの中に生かされるお茶”としての道を、より豊かに、より深く掘り下げて、特徴のあるわが流風を高く掲げてゆくことを念じて、はじめの言葉とさせていただきます。 昭和六十二年一月吉日 皇風煎茶禮式 宗家 森下眞翠
【目次より 一部紹介】 はじめに 宗家二代目継承式ご挨拶 〔カラー〕 京都・平安神宮 二代宗家継承献茶式 京都・玄琢道場 宗家初茶会 大福席 煎茶席 祝膳席 東京・雅叙園 東京初茶会 祝賀会 大福席 煎茶席 久留米・萃香園 九州地区二代目継承祝賀茶会 祝賀 酒亭席 番茶席 香煎席 静岡・浅間神社献茶式 献茶式 煎茶席 番茶席 玉露席 京都・玄琢道場 先代三回忌追善花の茶会 迫善法要 野点席 煎茶席 香煎席 船茶席 煎茶席 静岡県引佐郡・奥山方広寺開山忌 先代三回忌供茶式 供茶式 番茶席 煎茶席 大聖寺・江沼神社献茶式 献茶式 煎茶席 展観・揮毫席 野点席 番茶席 京都・二条城 春の市民茶会 煎茶席 待合席 福井・永平寺供茶式 供茶式 四つ頭席 煎茶席 富山・日枝神社献茶式 献茶式 煎茶席 番茶席 金沢・尾山神社献茶式 献茶式 煎茶席 番茶席 京都・玄琢道場 大文字法要茶会 精霊供養 供養茶席 煎茶席 船茶席 宇治・万福寺 夏季研修会 京都・平安神宮 秋の市民茶会 東京・赤坂 皇風煎茶禮式全国大会 全国大会 番茶席 煎茶席 伊勢皇大神宮 二代目継承報告献茶式 献茶式 祝賀会 煎茶席 番茶席 京都・玄琢道場 忘年茶会 〔一色〕 二代目継承式を終えて ●煎茶歳時記 一月 睦月 心も新たに 大福茶について 二月 如月 極寒に耐えうる心 節分について 節分のお茶 三月 弥生 春を待つ心 雛祭りについて 煎茶の心と雛祭り 四月 卯月 人と自然とのふれあいの心 煎茶における茶事 三亭席の法 五月 皐月 新緑と新茶の季節 おいしいお茶のいれ方 お茶の効用 六月 水無月 雨に心を洗う 一煎のお茶 梅雨どきの茶話 七月 文月 夏を快適に 煎茶の茶室とは 八月 葉月 天然の涼味の中に茶心を 知恵と工夫が煎茶の精神 供養の心と納涼煎茶会 九月 長月 吹く風、流れる雲に秋を知る 美しい“日本の秋”の訪れ 平安神宮に雅筵を結ぶ 十月 神無月 茶は報恩感謝の心 菊の香に日本の心を思う 楽しく茶の心にふれて 十一月 霜月 大自然に学ぶ心 煎茶の作法とは 十二月 師走 帥走、忙中に閑あり 炉辺に語りあう ●煎茶の席のしつらえ方 床飾り 掛軸と香と花 茶道具飾り ●炭手前 炭手前のこと 真の炭手前 火取の扱いとその順序 真の炭手前しだい ●啜り茶手前 注意事項 必要な茶道具 ●一双急須扱い煎茶手前 注意串事項 必要な茶道具 手前のしだい ●貴人手前 注意事項 必要な茶道具 手前のしだい 貴人(尊者)に対しての茶菓接待の作法 ●煎茶席の花 ●盛物再考 炭手前における要点 涼炉の中への炭のつぎ方 炭籠の中の炭の置き方 〔かこみ〕道しるベ 聞即信 手前のしだい 〔かこみ〕道しるベ 知足安分 一双急須手前(煎茶)のお客としての急須と茶碗の取り扱い方 〔かこみ〕道しるべ 教え学ぶ者 天目茶碗を運ぶ作法 貴人(尊者)としての茶菓をいただく作法 〔かこみ〕道しるベ 人間 ●会記 カラーページの茶会にて使用された道具を掲載 ★全国教授会・会長名・所在地リスト
【会記より 一部紹介】 ●京都・玄琢道場宗家初茶会 (玄関の床) 床 軸 一花五葉春 南禅 寒松書 香炉 唐物 花 松、椿、臘梅 花入 越前焼 脇床 茶入 唐物 虎像 昭和丙寅 神宮えと守 提籃 唐物 (一階) 床 軸 九天鶴飛高 南禅 寒松書 香炉 青磁 亀水作 花 葉牡丹、松、柳、シンビジウム 花入 青磁 亀水作 脇床 観音立像 茶入 古木柿 時代 銅鐸 宗家定紋入り 盛物 仏手柑、はやと瓜、ミニ南瓜 手付盛物籠 唐物 (煎茶席) 床 軸 一滴護真翠 黄檗 玄妙書 香炉 蓮葉白高麗 亀水作 花 曙椿、雪柳、苔梅 花入 砧青磁 蓮弁口 亀水作 床脇 宝塔 伊勢神宮御神水 盛物 ばんべい柚、はやと瓜、仏手柑、 ミニ南瓜 大葉盆 唐物 炉屏 紫檀 唐物 涼炉 粕裏紅 山水図 皇風涼炉 亀水作 炉台 紫交趾 亀水作 湯沸 白磁 亀水作 水注 青磁 蓮唐草丈 浄瓶 亀水作 棚 貴人棚 宗家好 簀立 神楽窯 奥旧康博作 急須 染付 流水文 亀水作 茶入 釉裏紅 牡丹唐草文 亀水作 茶計 竹 根縁 珍竹林作 茶碗 染付 流水文様 亀水作 茶托 宗家定紋入り 遠藤幸眠作 茶巾筒 金銀彩 しだ文 亀水作 盆巾入 仏手柑 和善作 建水 李朝 上り龍 茶具敷 鈴木一作 茶 清風 宗家好 菓子 緑水(御題に因み) 仙太郎製 菓子器 牙白白高麗 亀水作 (大福席) 床 軸 寿 山田無文書 三宝 お飾り餅 小蜜柑、古老柿、かや、勝栗、ほんだわら 瓶子 盃 花 白玉椿、雪柳、アイリス 花入 鶴首金物 金谷五良三郎作 床脇 伊勢神宮御神水 茶碗 竹林の虎図 印材 達磨像 炉屏 桑 先代宗家 邦堂書 涼炉 白泥 皇風紋人り 亀水作 湯沸 白磁 亀水作 水注 赤地牡丹文 金襴手 汕盞瓶 亀水作 棚 四方棚 神宮御山杉 箸立 緑交趾 管耳 亀水作 茶入 方円 御本手 茶碗 干支虎文 大福茶碗 大福入 緑交趾 若松 焙じ器 神宮御山杉 曲げ 建水 天龍寺青磁 菓子 花びら餅 菓子器 御本手 富士山の図 ●福井・永平寺開祖道元禅師供茶式と茶会 (四つ頭 番茶席) 花 青竹、楓、春蘭、那智黒石、 白さんご砂 酒壷 涼炉 山水図 亀水作 昜弗 焼きしめ 亀水作 水注 青白磁 木瓜型 亀水作 箸立 島根 時右衛門作 茶入 唐物 茶碗 卯鉢 定紋入 亀水作 焙じ器 伊勢神宮御山杉 茶盆 紫檀 丸盆 建水 和善作 菓子 初牡丹 福井 とびしま製 菓子器 青磁 菊 亀水作 (煎茶席 2) 床 軸 清風香庭前 先代宗家 邦堂書 香炉 七宝 香炉卓 紫檀 香筒 唐物 香枕 天木釉 霊芝頭 石亭作 花 けまんそう、糸すすき 花入 ひさご 文庫 欅 中村嶺樹作 炉屏 てっせん、楓 花入 ひさご 涼炉 染付山水 亀水作 湯沸 白磁 亀水作 水注 唐物 棚 扇面棚 宗家好 箸立 黄交趾 耳付 急須 白磁 芙蓉手 茶入 白磁 銘 露堂々 茶計 真竹 中村嶺樹手造 茶碗 白磁 芙蓉手 茶托 錫 重巾盒 亀水作 建水 青磁 菓子 あやめ、笹舟 福栄堂製 菓子器 牙白刻花牡丹文 (煎茶席 1) 床 軸 初柤達磨大師 黄檗 隠元書 香炉 青磁 時代 花 うつぎ、都忘れ、みやまよめな、おだまき(白)、丁字草 花入 牡丹籠 提籃 唐物 時代 しだ 涼炉 白磁 和善作 湯沸 唐物 水注 青磁 筍 和善作 箸立 吹墨耳付 亀水作 急須 染付 山水図 亀水作 茶入 染付 童子図 亀水作 茶計 錫 茶碗 染付 山水図 亀水作 茶托 唐物 茶巾筒 染付 八角 和善作 盆巾入 仏手柑 和善作 茶盆 網代 建水 染付 和善作 菓子 水芭蕉 菓子器 花形均窯 和善作 ほか

★状態★ 1987年発行のとても古い本です。 函の外観は通常保管によるスレ、色むら、画像ではわかりにくいですがうすい小ラベル跡程度、 金箔押し布張り上製本の外観は経年並ヤケしみ程度、カラー写真図版良好、目立った書込み・線引無し、 問題なくお読みいただけると思います。(見落としはご容赦ください)
<絶版・入手困難本>オークションでも数少ない、貴重な一冊です。 古本・品にご理解のある方、この機会にぜひ宜しくお願いいたします。

★お取引について★ ■商品が到着しましたら、必ず「受取連絡」のお手続きをお願い申し上げます。 ■品です。それなりの使用感がございます。 ■絶版・廃盤、一般の書店で販売されない限定販売、 書店や出版社で在庫切れである、またはその他の理由により、 定価に関係なく相場に合わせて高額となる場合があります。 ■「かんたん決済支払明細」の画面を保存・印刷することで領収書に代えさせて頂きます。 領収書に出品者の押印がご必要の場合、「受取連絡」にて代金領収後に別送いたしますので、 取引ナビにて別途ご依頼ください。 ■PCよりの出品です。携帯フリマサイトのようにすぐにご返信はできかねます。 ■かんたん決済支払期限が切れた場合、連絡が取れない場合、 落札者都合にてキャンセルいたします。 ■土・日・祝日は、取引ナビでの応答・発送をお休みしております。 他に連絡・発送のできない日は自己紹介欄に記載しております。 ■万一、商品やお取引に問題があった場合は、いきなり評価ではなく、 取引ナビにてご連絡ください。 誠実に対応いたしますので、ご安心いただけますと幸いです。
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